2009–08–14 (Fri) 23:01
一ヶ月前に久しぶりに映画を家で見た。
しかも今どきVHSで。
映画のタイトルは「秋桜」。コスモスと読む。
図書館に置いてありそうな映画だがこれが実に良い。
HIVに輸血感染した女子高生の物語である。周りからの偏見、差別と闘いながら限られた命を懸命に前向きに生きる小田茜演じる明子の姿は命の尊さを感じさせる。
周りの人間が感染を恐れて明子を避け始めるが親友の夏実や明子の母親はいつもどおりに接していく。
人間愛、と言うと大げさに聞こえるかもしれないが私はその言葉を使う。夏実や明子の母親、回りの明子の理解者達からは人間愛が感じられた。夏実は父親に、明子とはもう遊ぶなと言われても変わらぬ友情で明子に接していた。明子の母親は何があろうと明子を支えていた。
あまり書くとネタバレになるので割愛するが、近年稀に見る良作と言える。
私はこのような重いテーマには非常に興味がある。
劇中に流れる音楽も良い。
佐村河内守がこの映画の音楽を担当している。製作年からすると全聾になる前に手がけた作品であろう。曲の繊細さが作品とマッチしていて素晴らしい。短い曲だったが終始長調の曲があった。思えば彼の曲で始めから終わりまで長調の曲はこの作品で初めて聞いたかもしれない。
小田茜が歌った主題歌がエンディングで流れていたが音源はないのかね〜。探しても見つからん。
最近放送された「ヒロシマが聞こえる」も逃さず見た。氏と子供達との交流をよく知ることができた。レクイエムヒロシマは鳥肌モノ。コーラスが入った曲は鬼武者のサントラ以来かも。
私の祖母は東京大空襲の業火を奇跡的に生き残った。それゆえ今の私があるわけで東京大空襲への思い入れはある。祖母の父はそのとき消防活動で殉職したらしい。俺も東京大空襲について調べまくって闇を背負わなくてはならんと思っている。
いつか東京大空襲をテーマにした音楽を作れたら…という願望を抱いてる今日この頃。ポピュラー音楽理論等の作曲の勉強は独学でしているが私には佐村河内氏ほどのセンスはないし交響曲を構築しうる知識能力もないがバンド形式であれ打ち込みであれ何らかの形で音楽は作れるはずだ。
テーマがテーマなだけに練りに練って作り上げなければならない。状況的に時間がかかりそうだが、いずれにせよ天命を全うする前に完成させたいものだ。